現在、大切に履きこんでいるREDWINGのベックマンフラットボックス9060ですが、個人的に”インソールが滑りやすい”&”一日中履くと疲れる”という悩みを抱えていました。
ベックマンに中敷きを入れる事も考えていましたが「グッドイヤー・ウェルト製法なんだがら、そんな部分も愛せ!」と言われる気がして、悩める日々の繰り返しでしたが…
個人的にコレは良い落としどころなのではないか!と思う、インソールが見つかりましたので紹介したいと思います。
グッドイヤー・ウェルト製法とは?
まず、簡単に「グッドイヤーレザーウェルト」についてですが、リーガルさんの記事が分かりやすかったので引用させていただきました。
『グッドイヤーウエルト式製法』
アッパーと中底、細革(ウエルト)をすくい縫いし、その後アウトソールと細革を出し縫いする製法。 アウトソールと中底の間(中物)にはコルク等を入れています。
『グッドイヤーウエルト式』と『マッケイ式』 | 靴のリーガルコーポレーション公式オンラインショップ
他にも「浸水しにくい」、「修理可能」、「重い」、「高額」などの特徴がありますが、この記事で注目すべき、グッドイヤーウェルト製法の特徴について要約をしますと
「履きこむと馴染んで凹み、あなたの足形になります!」という特徴がある製法です。
REDWINGのサイトをみましても、ベックマン・フラットボックスの製法が間違いなくこの製法であることがわかります。

今回は、これの製法の特徴を邪魔せずに、活かせるインソールの履き方はないのか?と考え模索しております。
これまで試したインストールは?
スニーカーに入れる厚手のインソールでは、上手く足の重みが中物(コルク部分)に伝わらず、ダメだと考え100均に売っていた「薄型のインソール」を試しに買ってみました。


この様に厚みはほぼ無い。超薄型設計のインストールとなります。
こちらの結果としては”全然ダメ”でした。
インソールと靴下は滑らなくなりましたが履き心地の改善にはならず、寧ろ足裏に感じるゴツゴツ感が増した印象です。
クッション性が皆無でインソールの厚みが増しただけで、厚手の靴下を履くとキツく感じる程の違いです。
薄いインソールでダメなら、厚手のスニーカー用インソールは”絶対にダメ”だと悟りました。
余談ですが、このインソールはスニーカーインソールの下に入れると履き心地&フィットが増して最高でした!


おすすめはハーフインストール
解決策が見当たらない日々を過ごしていましたが、妻がヒールを購入していた時にハーフインソールを入れているのを目の当たりにし「コレだ!」と感じました。

試しに借りて試したところ、靴下が滑る感覚が無くなり、クッション性により履き心地が改善されました!
今回、自分は極力オリジナルのフィッティング感を維持したかったため、ウィメンズの厚さ「2mm」を選択しました。

ウィメンズは厚さが「2mm」「3mm」「4mm」と選択肢があります。
しかし、メンズサイズでは厚さが「3mm」のみとなります。

ウィメンズサイズは、サイズも小さいので窮屈感が軽減され、フィッティング感を損ねることなく履くことができました!
もちろん人にとって条件は異なるので、男性の方は基本的にメンズサイズがいいと思います。
ハーフインソールを入れてみた
①袋から取り出すと、この様左右のインソールがフィルムを挟みくっついて入っていました。
見てわかる通り、厚さ「2mm」なので薄いですね。

②剝がしてみると、内側の黒色が濃い部分はソールに張り付くように少しだけ粘着性があります。

③張り付ける位置としては、このつま先部分となります。

④見にくいですが、これが貼り付けた後となります。
コレはウィメンズサイズなので小さく、横幅が少し足りていませんね。
自分はこれが狙いなのでOKです!

まとめ
ただでさえ重いブーツなのに「履き心地が悪い」&「疲れやすい」などの悩みは履く回数が減ってしまうのは勿体ないと思います。
自分はこのインソールで、質感をあまり変えることなく歩きやすさが改善されました。
もし、ブーツのインソールでお悩みの方は”ハーフサイズ・インソール”という選択肢も考え是非試してみてください!
この製品はREDWINGのインソールの質感を残しつつ、履き心地を改善する最適な方法だと思います。

