はじめに
WANDRD(ワンダード) デュオ デイパックを約1年半の間、日常使いから仕事・旅行まで使用してきました。
今回は、長期使用を通して感じた魅力や機能性、そして気になった点について詳しくレビューしていきます。
このバッグが気になっている方や、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
まず、WANDRD(ワンダード) のバックパックと言えば、
WANDRD プロヴォークが主力の人気製品ですが、デザインに特徴がありすぎて、ビジネスバッグとしての使用は難しいと判断しました。
そのため今回は、”ビジネス”から”プライベート”まで幅広く使用することを考え、
WANDRD デュオ デイパックを選びました。
デザイン・性能・使い心地について
見た目・デザイン
デザインは”超シンプル”で、どんなシーンでも合わせやすいバックパックです。
カメラバッグとは思えない見た目で、ビジネスにもカジュアルにもマッチするため、通勤や普段使いに重宝しています。
仕事の後に撮影などをする際、カメラバッグ感があまり無いので、これで通勤をしてもバレないのがメリットです!
自立性について
このバッグの気に入っている点は「自立性」があるところです。
寝かせてバッグを置くと、スペースを取るので邪魔です。
また、厳しい撮影現場では、バッグを蹴られてしまう危険性が高く、総合的に縦に自立するバッグパックが理想です。
そのためバッグパック選びにおいて、倒れないのは重要なポイントですね。
しかし、見ての通り綺麗に真っ直ぐは立ちません!
若干「前傾姿勢」での自立です。。。
カメラやレンズを入れた状態で、バランスを崩してしまうと倒れてしまい破損の危険性があります。
従い、自立性はしますが安定性は完璧では無いので注意をしてください。
バッグのアクセス・収納スペースについて
①メイン収納スペース
”正面”のジッパーが大きく開くので、出し入れはスムーズにできます。
内側の2つあるポケットは厚手の生地になっており、レンズ収納スペースにもなります。
↑この様に長さ約27cmある、トップバリューの1リットル炭酸水が入りますので、ほとんどのレンズは収納可能となります。
大三元「70-200mm f2.8」は普通に入ると思いますね。
②下部のカメラ収納スペース
カメラバッグで必ず欲しい機能の一つである”両側面”からアクセスも可能です。
立ったまま下部にあるカメラの収納スペースにアクセスができ、中の物を簡単に取り出せる事が可能です。
縦:約13cm、横:約10cmとなります。
③前面にある薄い収納スペース
収納スペースはバッグに全面になるため、かなり広く作られています。
ただ、ここには”薄い物”しか入れることは出来ません。
またクッション性は無いため、iPadの様な壊れやすい物を入れる事はオススメできません。
④最上部にある、小物専用の収納スペース
裏起毛の様な素材で、柔らかい素材のポケットとなります。
サイズは小さめなので、鍵やAirPodsなどの小物専用になります。
⑤ボトルホルダー
1リットルのボトルが余裕で入ってしまうので、十分なサイズですね!
サイド部分はメッシュ素材なので、ボトルが結露していても安心して入れられます。
⑥クッション性・フィット感
背中のクッション性は可もなく不可もなく、問題なく使えると思います。
ショルダーに関しては、そんなにクッション性はありませんが、幅が広くフィット感が有り、ココは良いと思います!
⑦その他
Wandrd デュオ デイパックは、何より機能性が魅力があります。
収納ポケットが多くあるので「小物」から「大きな物」まで整理しやすいです。
また、防水性能も高く、急な雨でも安心して使えるのは大きなポイントです。
良かった点
- 収納力の高さ:カメラ、ノートPC、日用品などをすべてスッキリ収納可能。
- 防水性能:止水ジップなので、雨の日でも中身を気にせず行動できる安心感。
- 耐久性:1年間使用してもほとんど傷みがなく、非常にタフ。
改善してほしい点
もちろん、このバッグパックは完璧ではありません。
長期間使っているうちに、いくつか気になる点も見えてきましたので、個人的に残念な点について解説します。
重さを感じやすい設計?
空の状態で重さが「約1.2kg」もあります。
これは20Lのバッグパックでは平均的な重さで致し方無い点?なのかもしれませんが、
荷物を入れた際に、他のバッグパックより重く感じてしまいます。
長時間これを持っていると、まあまあ肩がコリます。。。w
肩がコリやすい原因について、個人的な見解となりますが、
原因は『バッグの重心が全体的に下方向だから』だと推測しています。
例えば、ダンボールを持つ時、軽いダンボールを下にして、その上に重いダンボールを載せると軽く感じる効果があります。
このバッグは全体的に下に重いものが来る配置なので、重心が下となり重く感じてしまうのだと思っております。
重量感については、もう少し改善をしてほしい点となります。
邪魔で大きなインナーメッシュポケット
メイン収納部分に大きなメッシュ生地の「インナーポケット」が付いています。
コレが本当に邪魔をする厄介な存在。。。
ゴムの部分がしっかりしておらず、常に開いている状態となるため、
気にせずに物を”ポイッ”と物を入れると、高確率でこのポケットに入っています。
この仕様は本当に迷惑です。
こんなダラダラした大口のポケットを、ココに付けているのか理解ができません。
↑赤いラインの様に中央部分を縫ってくれていれば、ダラっと開いたポケットは誕生しなかったと思います。
また、このポケットはカメラ収納部分まで深さが有り、物を入れても大変取り出し難い。
真ん中を縫い、尚且つポケットの深さを浅くして欲しいですね。
インナーメッシュポケットとカメラケースの間の空間
上記で説明した大きくて邪魔な「インナーポケット」と下部の「カメラコンパートメント」の間に荷物が落ちます。
拳が入るレベルで隙間が開きます。 よく、ココに物が落ちているので大変困ります。
カメラコンパートメントの仕切りが使い難い
カメラ収納部分に使う「仕切り板」の事ですが、
どう変形させて使えば良いのか、わからないレベルで合ってない仕切りが付属されています。
他のバッグパックから流用したであろう製品なので、Wandrd デュオ デイパックには合っておらず、こういう適当な部分は日本人にウケが悪い部分となると思います。
まとめ
Wandrd デュオ デイパックを1年間使ってみて、、、
総合的に、『高い機能性』と『耐久性』には大満足です!!!
ただ、オススメレベルは『星3.5』となります。
「重さを感じやすい点」や「ポケットのサイズ」など、改善点も多数ありますが、慣れれば総じて非常に優れたバッグだと思います。
自分は”カメラ”と”レンズを2〜3本”&”服など”…を必要とする、
『旅行用』のバックパックとして使用しており、それらの目的には、間違いなくおすすめです!
シンプルで高機能なカメラ専用バッグパックを探している方にとって大きな魅力でしょう。